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イソトレチノインの個人輸入は危険!必ず医師の診察を受けるべき理由

イソトレチノインは、「ニキビ治療の切り札」と呼ばれるほど、治りにくいニキビに効果を発揮する内服薬です。

ただ効果が強い分、間違った飲み方をすると副作用のリスクがあるため扱いの慎重さが求められ、日本では認可が下りていません。

では処方や服薬が違法かというともちろんそうではなく、クリニックが輸入し、医師が診察の上処方して飲む分には問題ありません。

しかしその診察を受ける手間を惜しんだり、安価に購入できるからとインターネット通販などを通じて個人輸入する危険性が指摘されています。

この記事では、そんなイソトレチノインのニキビ治療への効果と、個人輸入ではなくきちんと医師の診察・指導を受けて服用するべき理由について解説していきます。

イソトレチノインは正しく服用すればニキビ治療の強力な味方になる処方薬です。

飲むニキビ薬イソトレチノインに興味がある方は、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

目次
1
難治性ニキビ治療薬「イソトレチノイン」とは
イソトレチノインは一般名称
2
イソトレチノインの個人輸入が禁止されている理由
副作用の影響が懸念されている
イソトレチノインは日本では未認可
イソトレチノインはドラッグストアなどでの販売も禁止
クリニックが入荷して診察の上処方するのは問題ない
個人輸入では品質の管理ができない
副作用が出た場合の素早い処置ができない
3
飲む治療薬「イソトレチノイン」の効果
皮脂腺を縮小する効果
抗炎症作用で赤みを抑える
毛穴詰まりを抑える
4
イソトレチノインのリスク・副作用
イソトレチノインで報告されている副作用
イソトレチノインを飲めない人
5
イソトレチノインを安全に服用するために
必ず医師の診察と処方を受ける
他の薬の併用(飲み合わせ)に気をつける
用法用量を守る
一般的な服用方法と治療期間
定期的な診察・検査を受ける
フェミークリニックではオプションで血液検査も行っています
6
動画でわかる!イソトレチノイン
7
その他イソトレチノインで気になる不安は、無料カウンセリングでご質問ください
8
イソトレチノインの個人輸入についてよくあるご質問

難治性ニキビ治療薬「イソトレチノイン」とは

まずは飲むニキビ薬「イソトレチノイン」についておさらいします。

まずは飲むニキビ薬「イソトレチノイン」についておさらいします。

イソトレチノインはビタミンA誘導体のレチノイドに属する薬品です。
ビタミンAとその誘導体を合せたもので、お肌のコンディションを整える役割があります。
健やかな肌を保つのに必要不可欠なビタミンAを含むイソトレチノインは、ニキビの炎症を抑える効果や、皮脂腺を抑制する効果を持っており、内側から取り込むことでニキビの発生・再発を防ぎます。

イソトレチノインは一般名称

イソトレチノインは一般名称

イソトレチノインは薬品の一般名称であり、製薬会社が販売している製品名としてはジェネリック薬品を含めて『アキュテイン(Accutane)』『ロアキュテイン(Roaccutane)』『イソトロイン(Isotroin)』などがあります。
製薬会社ごとに様々な名称で販売されていますが、イソトレチノインが肌にもたらす効能はどれも同じです。

イソトレチノインの個人輸入が禁止されている理由

ニキビ治療に効果が期待できるイソトレチノインの内服ですが、個人輸入が禁止されている理由を解説します。

副作用の影響が懸念されている

副作用の影響が懸念されている

イソトレチノインは強力なニキビ治療薬ですが、その分副作用の可能性も多く、その影響が懸念されています特に妊娠中の使用は極めてリスクが高く、胎児に奇形や早産、死産などの深刻な影響を与える可能性があります。
また、ごく稀ですが精神的な影響の報告もあり、精神疾患やうつ、幻聴、幻覚、自傷行為といった症状が報告されています。
他にも軽微なものから重篤なものまで懸念される副作用があるため、服用できる条件や用法用量が細かく制限されています(のちほど詳しく解説します)。
医師による診察と処方、そして経過観察をきちんと受けることで、安全かつ強力なニキビ治療ができるのです。

イソトレチノインは日本では未認可

イソトレチノインは日本では未認可

イソトレチノインは、1982年にアメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)では認可され、アメリカやヨーロッパではニキビ治療の内服薬として広く使用されています。
しかし現状、日本では厚労省からの認可は下りていません
そのため、個人で輸入サイトなどを通じて購入しようとする行為が問題となっています
イソトレチノインは副作用の懸念があるため、必ず医師の診察を受けて、定期的な検診を受ける必要があります。

イソトレチノインはドラッグストアなどでの販売も禁止

イソトレチノインは未認可であるため、ドラッグストアでは扱われていません
したがって、イソトレチノイン服用によるニキビ治療に興味がある方は、信頼できる専門のクリニックを訪れて処方してもらうのが最良です。
イソトレチノインの安全な使用方法については必ず専門の医師から説明を受け、適切な指導のもとで服用しましょう。

クリニックが入荷して診察の上処方するのは問題ない

イソトレチノインは日本では認可が下りていませんが、クリニックがイソトレチノインを取り寄せ、診察の上処方することは問題ありません
イソトレチノインは医師の管理化で正しく服用すれば悩めるニキビに非常に有効な治療手段です。
何をしてもニキビが治らない、ニキビが繰り返し出来てしまう、というお悩みがある方は、一度取り扱いクリニックに相談してみるのも良いでしょう。
 
フェミークリニックでもイソトレチノインを取り扱っています。
フェミークリニックは2003年の開院以来、21万件以上もニキビの症例を診てきており、必要に応じてイソトレチノインの処方も行っています。
体質や肌質に合わせてイソトレチノインの服用が適しているかしっかり診察して処方いたしますので、ぜひご検討ください。

個人輸入では品質の管理ができない

:個人輸入では品質の管理ができない

イソトレチノインは未認可であるため、個人輸入するには通販サイトなどを使うことになると思います。
しかし正規の手続きを踏まずに購入した医薬品には品質を保証するすべがありません
その薬が本物である保証や、正しく製造・保管されているかを見抜くのは医療関係者でも困難です。
 
クリニック経由で処方するのであれば、製薬会社から品質が保証された医薬品を取り寄せることが可能です。

副作用が出た場合の素早い処置ができない

副作用が出た場合の素早い処置ができない

個人輸入で手に入れたイソトレチノインを服用していて副作用が出た場合、最適な医療機関を素早く受診するのが困難になります。
また、管理下にない服用で起きた副作用では正確な処置ができない可能性があります。
その点、医師の診察を受けた上で処方された薬であれば、万が一副作用が起きても、処方箋を出した医師であれば素早く副作用への適切な対処をおこなったり、服用の継続の判断をしたりすることが可能です。

飲む治療薬「イソトレチノイン」の効果

イソトレチノインは副作用の懸念から日本では未認可ですが、欧米ではニキビ治療に有効な薬として広く処方され、用法用量を守って服用すれば治りにくいニキビの改善へ期待ができます。
そんなイソトレチノインのニキビ治療に対する具体的な効果を解説します。

皮脂腺を縮小する効果

過剰な皮脂分泌は毛穴を詰まらせ、アクネ菌の増殖を引き起こし、ニキビの発生・悪化へと繋がります。
イソトレチノインには皮脂腺自体を縮小し、皮脂の生産を抑制する効果があり、服用することで次第に皮膚の油分バランスを整い、ニキビの発生・悪化が抑えられます。

抗炎症作用で赤みを抑える

痛みを伴うようなニキビは詰まった毛穴の炎症から始まり、赤みや腫れを引き起こします。イソトレチノインには強力な抗炎症作用があるため、既存のニキビの赤みや腫れを軽減し、新たな炎症の発生を防ぐ効果が期待できます。
 
この炎症を抑えて赤みを改善する効果からニキビ治療だけでなく、ニキビ跡の治療や慢性的な皮膚の炎症状態である「酒さ(赤ら顔)」の治療に使われることもあります。

毛穴詰まりを抑える

皮脂や古い角質などが固まり毛穴が詰まると、そこに溜まった皮脂を餌にアクネ菌が繁殖してニキビが悪化します。
イソトレチノインは、皮脂腺の縮小による皮脂分泌抑制や、細胞の角化を抑える効果があることで、毛穴の詰まりを抑制する効果があります。

イソトレチノインのリスク・副作用

イソトレチノインは非常に効果的なニキビ治療薬ですが、副作用の危険性も知っておく必要があります。

イソトレチノインで報告されている副作用

イソトレチノインを飲んだ場合に起こりうる副作用は以下の通りです。

● 粘膜の乾燥症状(唇・鼻の乾燥、ドライアイ等)

● 鼻血や頭痛等

● 一時的な症状悪化

※ 服用から1〜2週間目は好転反応によって、ニキビが増えることがあります。約4~6週間経つ頃には症状の改善を実感していただけます。

また、稀ですが、以下の重度の副作用が起こる可能性があります。

● 吐き気や視力障害

イソトレチノインを飲めない人

イソトレチノインはニキビ治療に効果的な薬ですが、すべての人に適しているわけではありません。胎児への影響も報告されているため、特に妊娠している方、妊娠の可能性がある方は注意が必要です。
そのほか、精神への影響が懸念されているため精神疾患・心疾患のある方にもイソトレチノインの処方はできません。
以下はそれらを含めてイソトレチノインの服用をできない方です。
 
●        現在妊娠中の方
※   胎児に影響が出るため、女性は投与中と投与後6か月の避妊、男性は投与中と投与後1か月の避妊が必要です。
●        現在授乳中の方
●        成長期の方
●        精神疾患や心疾患の方
●        肝機能障害のある方
●        中性脂肪、コレステロールの高い方
●        ビタミンA過剰症の方
●        2ヶ月以内に献血の予定がある方

イソトレチノインを安全に服用するために

イソトレチノインは副作用の危険がある薬ですが、正しく服用さえすれば難治性ニキビに有効な内服薬です。
これまで皮膚科に通ったり、美容医療を試してもニキビが治らなかったという患者さまにとっては適切に服用さえすれば有効な治療手段となり得ます
以下にイソトレチノインを服用する際の代表的な注意点をまとめました。
この他、必ず医師の指示を守って正しく服用するようにしましょう。

必ず医師の診察と処方を受ける

イソトレチノインの自己判断での服用は危険なため、必ず皮膚科医や専門医の診察を受け、正確な処方を受けることが不可欠です。
医師は患者さまのお肌の状態や健康状態、他のお薬との飲み合わせや生活習慣を考慮して、適切な用量と使用期間を決定します。これにより、イソトレチノインの効果を最大限に引き出し、リスクを最小限に抑えることができます
自己診断やインターネットでの個人輸入は避け、必ず専門医の指導の下で安全に使用してください。

他の薬の併用(飲み合わせ)に気をつける

ニキビ治療でイソトレチノインを服用する際は、薬の飲み合わせに注意しましょう。
イソトレチノインはビタミンA誘導体であり、ビタミンAを多く含む薬やサプリメントと併用すると副作用を増強する可能性があります。
さらに、テトラサイクリン系抗生物質と合わせて使用すると頭蓋内圧があがり頭痛を引き起こす可能性があります。
 
そのほか、イソトレチノインを服用する際はいつも飲んでいる薬を必ず申告し、医師の判断を仰ぎましょう

用法用量を守る

イソトレチノインは効果的なニキビ治療薬ですが、その使用には医師が指定する用量と期間を厳守することが求められます。
過剰摂取や自己判断での増量は、特に肝臓や精神的な副作用のリスクを高め、健康に重大な影響を及ぼすことがあります
また、用量を勝手に減らすことも治療効果を低減する可能性があるため避けるべきです。医師から指示を受けた正しい使用方法を守ることで、最大の治療効果を得ながらリスクを最小限に抑えることができます
 
イソトレチノインの一般的な用法用量は以下の通りです。※実際は医師の指示に従ってください。

一般的な服用方法と治療期間

1日1~2カプセル(症状によって異なります)を食事中、または食後に服用してください。
治療期間は1クール(16週~24週)が目安となっております。
継続治療が必要な場合は、2クール目を開始する前に最低8週(2か月)以上の間隔を空けさせていただきます。
服用開始から約1~2週間は、好転反応によりニキビの症状が一時的に悪化する恐れがありますが、約4~6週後には改善が見られます。

定期的な診察・検査を受ける

イソトレチノインを使用したニキビ治療中は、安全で効果的な治療のために定期的な診察と検査が重要です
これにより、副作用や治療の効果を早期に把握でき、必要に応じて治療計画を調整することが可能になります。
定期的な検査を怠ると、副作用に気づかず症状が悪化するリスクが高まります
イソトレチノインの効果を最大化し、副作用を最小限に抑えるためには、医師の指示に従い、定期的な診察と検査を欠かさず行いましょう。

フェミークリニックではオプションで血液検査も行っています

フェミークリニックではオプションで血液検査も行っています

フェミークリニックでは、ニキビ治療におけるイソトレチノイン使用の安全性を確保するため、オプションで血液検査も実施します。

定期的な血液検査で肝機能や脂質異常などの副作用を早期に発見し、安全に治療を継続できます。イソトレチノインは効果が高い一方で、副作用のリスクも存在しますが、血液検査でそのリスクを最小限に抑えられます。血液検査を希望する場合は、カウンセリング時にスタッフまでご相談ください。

動画でわかる!イソトレチノイン

フェミークリニック公式YouTubeチャンネルでは、イソトレチノインについてその効果や副作用について医師自ら解説しています。

イソトレチノインによるニキビ治療に興味があるけれど副作用が心配、という方はぜひ動画も参考にしてください。

その他イソトレチノインで気になる不安は、無料カウンセリングでご質問ください

これまで様々な治療を行っても、ニキビが治らなかった。そんな患者さまにとってイソトレチノインの服用は治療の手助けになるかもしれません。

しかしイソトレチノインには副作用の懸念があります。個人輸入ではなく必ず医師の処方を受けましょう。

フェミークリニックでは、無料でニキビ治療のカウンセリングを行っています。

イソトレチノインの服薬はもちろん、その他のニキビ治療についてもお気軽にご相談ください。

イソトレチノインの個人輸入についてよくあるご質問

イソトレチノインは、ニキビ治療に高い効果が期待される薬剤ですが、日本では未認可で個人輸入は禁止されています。

イソトレチノインの購入に関するよくあるご質問をまとめました。

イソトレチノインの個人輸入は違法ですか?

日本では医薬品の個人輸入について一定の規制があります。

イソトレチノインはニキビ治療に効果があるとされていますが、日本では未認可で、医師の処方が必要です。そのため、イソトレチノインの個人輸入は日本の法律で厳しく規制されており、医師の処方なしにこれらの医薬品を取得や輸入することは違法となる可能性があります。

さらに、個人輸入によるイソトレチノインには、品質が劣悪だったり、偽物だったりするリスクもあります。したがって、安全な使用のためには、必ず医師の指導を受けることが重要です。

イソトレチノインはオンラインで買えますか?

インターネット上ではイソトレチノイン製品が多く販売されていますが、これらの大部分は違法であり、品質や安全性が保証されていません。

イソトレチノインによるニキビ治療の効果は高いものの、副作用やリスクも存在するため、医師の診断と処方が不可欠です。医療機関を受診し、適切な診断を受けることが最も安全で効果的な治療法です。

イソトレチノインは薬局で購入できますか?

日本国内の薬局では、イソトレチノインを販売していません。

これは、イソトレチノインが厚労省の認可が下りておらず、厳密な医師の監督下での使用が必要な医薬品であるためです。そのため、処方箋なしでの購入はできません。

ニキビ治療に関心がある方は、まず皮膚科などの専門医に相談し、医師の指示に従うことが重要です。

フェミークリニックでは、イソトレチノインの効果とリスクを詳しく説明し、適切な使用方法を指導します。

安全な治療を受けるためにも、専門医の診断とフォローアップを必ず受けましょう。

イソトレチノインはなぜ未認可なのですか?

ニキビは身体的に不調をきたす病気ではなく、主に美容の観点で治療が行われることと、イソトレチノインが強力な抗ニキビ効果を有する一方で、副作用のリスクも高い医薬品であるためです。

副作用のリスクを最小限に抑えるため、医師が輸入し処方する条件下でのみ、イソトレチノインの使用が許可されています。

安全に使用するためには、医師と十分な相談が必要です。

フェミークリニック総院長 北山 英美子 (東邦大学医学部卒業 undefined所属)

このページの監修医師

フェミークリニック総院長北山 英美子

東邦大学医学部を卒業後、東邦大学形成外科に入局。経験を積んだのち、渋谷フェミークリニックを開院。2006年よりフェミークリニック全7院の総院長を務める。

  • 最終学歴
  • 東邦大学医学部
  • 所属学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会
  • 日本皮膚科学会
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各院のご紹介

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フェミークリニックは、東京4院、大阪3院ございます。

各院ごとの特徴や治療内容など、患者さまへしっかりとお伝えするために各院ごとに専門サイトをご用意しております。

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