「口にニキビができて痛い」
「口ニキビは目立って恥ずかしい」
口にできたニキビで悩む方は多いです。目立つだけでなく、痛みを伴う場合もあるので、口ニキビは本当につらいですよね。
口元は顔の印象を決める重要なパーツです。でも、ニキビができてしまったら、思い切り笑顔になれませんし、おいしく食べることも億劫に。口は良く動かす部分なので、ニキビが悪化しやすく、繰り返し再発しやすいため、早く治らないと困ってしまいます。
そこで今回は、口ニキビの原因と治し方をわかりやすく解説します。
この記事を読めば、口ニキビをキレイに治す方法がわかり、あなたらしい笑顔を取り戻す日を近付けることができます。
口ニキビにはさまざまな原因があります。そのため、しっかりと原因を把握して、適切な対策を取っていきましょう。
口ニキビの主な原因は以下の5つです。
・胃腸の不調
・ホルモンバランスの乱れ
・カミソリ負けなどの刺激
・生活習慣の乱れ
・メイクの汚れや乾燥
それぞれを解説します。
胃腸の調子が良くないと、口にニキビができやすくなります。
胃腸と口の周りは関係性が深いので、胃腸が荒れていると口の周りの肌も荒れてしまいます。その結果、口ニキビができやすくなってしまいます。
また、頭痛薬や鎮痛剤などが胃腸に負担をかけ、胃腸の粘膜が荒れてしまうことによって口ニキビが発生する場合もあります。
胃腸の調子を整えるためには、
・よく噛んで食べる
・冷たいものや辛いものを控える
・ストレスを溜めない
ことなどを心がけると良いでしょう。頭痛薬や鎮静剤、アルコール、カフェインなどもできるだけ控えることで胃腸の不調を改善できます。
ストレスは胃腸に負担をかけるだけでなく、ニキビや肌荒れの原因になります。気分転換を心がけ、趣味に没頭したり、ゆったりと入浴したりしてストレスの発散を心がけることで胃腸の調子を整えていきましょう。
思春期や生理前、疲れ、睡眠不足などによって、ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が多くなったり、肌のターンオーバーが乱れるため、ニキビの原因になります。
睡眠をしっかりと取り、運動不足を解消することによって、成長ホルモンの分泌が促されます。また、大豆、鶏むね肉、ササミ、白身魚などの良質なたんぱく質もしっかり摂るようにしましょう。
ホルモンバランスを整えることで、ニキビの発生を抑えたり、ニキビの悪化を防ぐことができます。規則正しい生活でリズムを整え、ニキビのできにくい身体を作っていきましょう。
口の周りの産毛や髭を剃ることによって、肌がカミソリ負けをしてしまい、その刺激によってニキビが発生したり悪化したりします。
また、口を手で触ったり、マスクや髪の毛などの物理的な刺激を受けたりすることも口ニキビの原因となります。
肌を痛めにくい電気シェーバーを使ったり、なるべく口の周りの刺激を減らしたりすることで、口ニキビの発生を抑え、ニキビの悪化も防ぐことができます。
常に清潔なマスクを使い、唇や口の周りを手や髪の毛などで刺激を与えないようにしていきましょう。口を触る癖がある方も注意が必要です。
睡眠や運動の不足は成長ホルモンの分泌を低下させ、ニキビを発生しやすくさせます。また、外食やインスタント食品などは、脂質や糖質、添加物が多くなりがち。肌荒れの原因となったり、皮脂の分泌を多くするため、ニキビの原因にもなっていきます。
野菜や果物、海藻類などのビタミンやミネラル、食物繊維を多く含む食品を取るように心がけ、魚や大豆などの良質なタンパク質を取るようにしましょう。
また、糖質や脂質を多く含むお菓子やジュースを避けるようにしたり、揚げ物や加工食品もなるべく控えるようにしていきましょう。暴飲暴食にならないように気をつけてください。
口ニキビは、メイクの汚れや唇や口の周りの肌の乾燥が原因となる場合もあります。
メイク汚れが毛穴に残っていると、皮脂が詰まってニキビが発生しやすくなったり、アクネ菌の栄養素になってニキビが悪化しやすくなったりします。唇や口の周りの肌が乾燥していると、肌を守ろうとして皮脂の分泌が増えてしまい、ニキビの原因になります。
口紅やファンデーションはしっかりと洗い落とすようにしましょう。ただし、ゴシゴシと強く洗ったり、タオルで顔や唇をこすったりすると、肌荒れの原因となって肌が乾燥しやすくなります。泡でやさしく洗顔をして、タオルは押すようにして水気を取っていきましょう。
洗顔後はすぐに保湿を行い、唇や肌の乾燥を防ぎます。肌のターンオーバーを促し、余計な皮脂の分泌を抑えていきましょう。
口ニキビを予防するためには、唇や口の周りの肌の乾燥を防ぐとともに、胃腸の調子を整えていきましょう。特に便秘がちな方、睡眠や運動が不足しがちな方は要注意です。
お酒やコーヒーなどの飲みすぎ、辛いものや甘いものの食べ過ぎ、ハムやチーズなどの加工食品や動物性たんぱく質の取り過ぎにも気をつけましょう。
食事はよく噛んでゆっくりと。日ごろからストレスを溜めないようにして、口の周りは清潔に。唇や口の周りを触らないようにしながら、保湿をしっかりと行っていきましょう。
口ニキビができてしまった場合は、ニキビ周辺を清潔に保つとともに、以下の点について注意していきましょう。ニキビを悪化させず、キレイに治すことが大切です。
・ニキビは潰さない、触らない
・胃腸に負担をかけない
口ニキビは目立ってしまうため、早く治したいと考えてニキビを潰してしまう方も多いです。潰さないまでも、気になって触ってしまいがち。
しかし、ニキビは潰したり触ったりすると、ニキビを悪化させてしまったり、ニキビ跡が残ってしまったりします。
ニキビをキレイに治すためには、ニキビは絶対に潰さないでください。ニキビを潰すと傷口が広がってしまうため、肌が元の状態に戻りにくくなってしまうからです。
また、ニキビを触ることによって、雑菌が入り込んだり、ニキビが悪化してしまう場合があります。赤ニキビや黄ニキビに進行してしまうと、セルフケアでの改善が難しくなります。
ニキビは潰さず、触らないことを徹底していきましょう。
胃腸に負担がかかっている状態が続くと、口ニキビを繰り返してしまいます。食生活を見直したり、ストレスを溜めないようにしていきましょう。
疲れや飲酒、喫煙も胃腸に負担がかかります。休日の過ごし方を工夫しつつ、禁酒、禁煙にも挑戦していきましょう。
口ニキビは胃腸からでる体調不良のサインだと思って、心身をいたわって無理のない生活を心がけるようにしてください。
美容皮膚科フェミークリニックでは、ニキビ治療の症例が豊富にあり、さまざまなニキビ治療のメニューをご用意しています。初期のニキビ治療はもちろん、赤ニキビや黄ニキビのように悪化してしまったニキビ治療もご相談ください。
ニキビ治療は再発を防止する根本治療が大切。フェミークリニックなら、口ニキビの根本原因を突き止め、ニキビを再発させない治療を行います。あなたらしい笑顔を取り戻し、美肌を継続していきたいとお考えの方は、フェミークリニックの無料カウンセリングにぜひご相談ください。
このページの監修医師
フェミークリニック総院長北山 英美子
東邦大学医学部を卒業後、東邦大学形成外科に入局。経験を積んだのち、渋谷フェミークリニックを開院。2006年よりフェミークリニック全7院の総院長を務める。
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